レンタサイクル風音がオープンしたての10年位前の電動自転車は、ノーベル賞受賞の吉野彰博士で一躍メジャーになったリチウムイオン電池の自転車が少しづつ普及し始めて、それまで主流であった鉛電池仕様の電動自転車が徐々に姿を見なくなっていきました。鉛電池は容量にもよりますが多くが走行距離が20km?位しかバッテリーがもたなく、おまけにすぐに劣化するので、レンタサイクル店で使用している所は殆ど見当たりませんでした。
その当時からレンタサイクルでお客様が利用される距離の平均が20km~30km、京都駅から銀閣寺や金閣寺迄で道に迷わず行って往復約20km少し道に迷ったら充電切れ...では使えませんね。
その頃オープンしたてのレンタサイクル風音の電動自転車は勿論リチウムイオン電池の電動自転車を何種類か採用したのですが、メインは当時ネットで見つけた(下の画像)無名のメーカーの中国製自転車でしたが、サンプルで購入した自転車が大当たり?でとにかく乗り味が良く東山から嵐山迄30数キロ快適に疲れもなく、勿論充電が切れる事も無く私の一番のお気に入りでした。
身長制限があったので、どなたにもご利用いただける様にパナソニックの電動自転車自転車も2種類導入してました。
パナソニック
パナソニックAガール
パナソニック
シュガー
当時パナソニック社の電動自転車は大容量のものではなく、それぞれ走行可能距離がノーマルモード(標準)35km、25kmエコノミーモード(低アシスト)で45km、30km程度でした。
今はもう3種類ともお役御免になっていますが、その後のバッテリーの進化はすごくて、現在レンタサイクル風音で使用しているパナソニックの電動自転車はノーマルモードで実に50~60km(新品時)近く走る事が可能です。体力さえあれば1日で京都市内観光地を一周(清水寺→南禅寺→銀閣寺→下鴨神社→金閣寺→嵐山)できます。
坂道が多く下りが危険なのであまりお勧めはしてないのですが、鞍馬や貴船又大原三千院辺り迄足を伸ばすお客様もおられます。
初期の電動自転車なら予備のバッテリーを持っていっても少し不安があったのに、考えられない程の進化です。
前置きが長くなりましたが、ここからタイトルの「電動自転車をレンタルする時に注意する事」」の本題です。
今ではほとんどのレンタサイクル店で電動自転車を扱っていますが、全車が長距離を安心して走れるバッテリーを装着してあるわけではありません。
小容量のバッテリーであったり、古いタイプの物でバッテリーが劣化して走れる距離が少ない電動自転車もあります。
前の店舗でお客様に伺った話ですが20kmも走行していないのに充電が切れてしまって、交換を頼んでも、もう1台分の料金を請求され時間があるのに予定していた行程を断念せざるえなかったとか...
本来ならレンタル契約の時間内は充電が切れる事がない様に予め行程を聞いて対処(アシストモード)するとか、あらかじめこれくらいの走行可能距離ですとの説明をするのが、貸す側の責任であると考えるのですが、そうでない所もあるようです。
途中で充電が切れて困らないように、必ずレンタル時に行程を伝え大丈夫か?もしも充電がなくなった時はどういう対応ができるのかを確認する様にされる事をお勧めします。
これもお客様から伺った話ですが、機械で無人レンタルされている場所の電動自転車もフル充電できてない物が多く注意が必要かなと思われます。
初期のタイプのコントロールパネルはこのような充電量表示が3段階表示のアバウトな物で、具体的な走行距離が分かりにくい物でしたが...
現在の主流はこのように%と距離表示がされるので確認しやすくなっています
レンタサイクル風音に来られるお客様の中にもたまに無限に走れるかの様に勘違いされている方がたまにおられますが、そんなことはありません充電はいつか切れます(笑)
勿論レンタサイクル風音はこの様なトラブルが無いようにスタッフ一同気を付けておりますので安心してご利用下さい。