六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)
~異界への誘い 冥土へ通ずる伝説の井戸~
あの世とこの世の分岐点「六道の辻」に佇む六道珍皇寺は、お盆の精霊迎え「六道まいり」で知られる平安時代創建の古刹。薬師堂には本尊・薬師如来坐像(重文)、閻魔堂(えんまどう)には気迫に満ちた閻魔大王像と小野篁(おののたかむら)像が安置されています。平安期の官僚・小野篁は、閻魔庁の役人でもあったという奇怪な伝説があり、冥界への行き来に使ったという「冥土通いの井戸」が庭に残っています。今回は、新たに発見された「黄泉(よみ)がえりの井戸」と、地獄絵「熊野観心十界図(くまのかんじんじっかいず)」や「幽霊画」などの寺宝も特別公開されます。
*8月1日(木)~19日(月)は拝観休止
所在 京都市東山区松原通東大路西入ル
レンタルサイクル風音から2.6キロ 14分