長谷川家住宅(はせがわけじゅうたく)
~会津藩士も投宿した築二百七十年の農家住宅~
室町時代から代々東九条(ひがしくじょう)村で農業を家業としてきた長谷川家の屋敷は、京町家の特色も残す築270年の二階建ての農家住宅。幕末の長州征伐の際に会津(あいづ)藩士が投宿したこともあり、座敷の床柱には当時のものという武具の擦(こす)れた傷あとが残っています。国の登録有形文化財となっている建物の公開とあわせて、洋画家としても知られた十一代当主・長谷川良雄(よしお)の詩情豊かな風景画や、歴代当主が蒐集(しゅうしゅう)した書籍や屏風なども特別展示されます。
所在 京都市南区東九条東札辻町
レンタルサイクル風音から1.8キロ 9分