~5月8日(日) 10:00~15:30(受付終了)
拝観料1000円・別途入山料が必要 高校生以上500円・小中生300円
茶、花、香道の原点となった国宝東求堂同仁斎や弄清亭の公開、奥田元宋、与謝蕪村、池大雅の襖絵などが拝観できます。
東求堂(とうぐどう)
文明8年(1486年)、足利義政の持仏堂として建てられた国宝の東求堂。名前は仏教の法語から名づけられており、義政の西方極楽浄土への願いが込められている。内部は四つに分けられている。阿弥陀如来、義政像を安置する部屋。茶室と書院造の書斎「同仁斎(どうじんんさい)」は四畳半の広さで作られており、硯箱などを飾り、違い棚には茶道具が並べられている。四畳半茶室の発祥の地といわれる。
弄清亭(ろうせいてい)
香道の義政公お好みの香座敷になっている。襖絵は奥田元宋の傑作「流水無限」と「薫園清韻」(くんえんせいいん)「湖畔秋耀」が各部屋に描かれている。
与謝蕪村(よさぶそん)
享保元年~天明3年12月25日(1716年~1784年1月17日)
江戸時代中期の俳人、画家。本姓は谷口、あるいは谷。「蕪村」は号で、名は信章通称寅。「蕪村」とは中国の詩人陶淵明の詩「帰去来辞」に由来すると考えられている。
画号は「春星」「謝寅(しゃいん)」など複数の名前がある。
池大雅(いけのたいが)
享保8年5月4日~安永5年4月13日(1723年~1776年5月30日)
江戸時代の文人画家、書家。与謝蕪村とともに、日本の文人画(南画)の大成者とされる。
奥田元宋(おくだげんそう)
1912年6月7日~2003年2月15日
日本画家、日本芸術院会員。「元宋の赤」といわれる独特な赤色が特徴とされる。
1996年に銀閣寺の庫裏、大玄関・弄清亭障壁画が完成。