こんにちは、スタッフKです。
新年を迎えた一月初め、今年一年の幸福を願い初詣に行かれたという方も少なくないのではないでしょうか。
京都の有名神社も毎年恒例(笑)の初詣ラッシュを迎えていましたが、今回はその中から、今年注目の神社をピックアップしてみました。
京都御所西、烏丸通沿いに位置するその名は護王神社。
平安時代の貴族和気清麻呂とその姉和気広虫を主祭神として祀るこの神社は、実は今年の干支・亥(イノシシ)にゆかりのある、"いのしし神社"としても知られる神社なんです。
鳥居の左右には狛犬ならぬ狛猪が。なかなか珍しい光景ですね...(笑)
なんでも和気清麻呂が称徳天皇の不興を買って流刑にされた際、道中の難儀をイノシシによって救われた、という伝説に由来するんだとか。
拝殿正面には今年の干支にちなんでの巨大な絵馬が。
この原画は京都市にお住まいで亥年生まれの日本画家、曲子明良(まげしあきら)さんによるものだそうです。
鳥居をくぐってすぐ右側にあるのは霊猪手水舎。
この猪の鼻の頭を撫でると幸せになれると言われており、多くの人が洗い清めた手で猪の鼻頭に触れていました。
訪問したのは1月8日の昼過ぎだったのですが、参拝客の大行列は平日の昼間とは思えない長さ!
お邪魔にならないよう拝殿横を通り抜けて進んでいくと、境内奥にはこれまた変わった彫刻像がありました。
その名も「飛翔親子猪」。なんとこれ、チェーンソーで作られたアートなんだそうです。
祈願殿建設のために伐採した樹齢300年の桂の木を使い、「生命のよみがえり」をテーマに彫られたんだとか。
お賽銭入れは手前にあるのですが、みなさんこの像に直接お賽銭を振りかけて(!?)おられました。そういうものなのでしょうか...?(笑)
本殿に向かって右側には、「招魂樹(おがたまのき)」と、そのそばの「足萎難儀回復の碑」があります。
(ちなみに手前のおびたたしい串は座立亥串(くらたていぐし)という願掛けの串で、名前と願い事を書いて紙幣を挟み、願掛け猪の前に刺し立ててるそうです。)
実は主祭神の和気清麻呂さんは足腰の守護神としても知られているんだとか。
入った時からなんとなく車椅子のご年配の方が多いな、と思っていたのですが、ここで納得しました。
駐車場にはケアセンターなどのミニバンが複数停まっていたので、乗り合わせで参拝に来られたんですね。
本殿から見て右奥には、国家「君が代」に詠まれるさざれ石が安置されています。
大きさは幅3m、高さ2m。
ここにはお賽銭箱らしきものはないのですが、やはり皆さん岩そのものにお賽銭を投げかけて(!?)おられました。
うーん...そういうものなんですね...(笑)
それほど広い敷地ではないのですが、駐輪場・駐車場(台数は限られます!)もあり、見どころの多い神社でした。
今年は亥年だけあってまだ混み合う時間帯もあるようですが、京都駅からのアクセスも悪くないので、関心をお持ちの方は覗いてみられてはいかがでしょうか。
護王神社HP→http://www.gooujinja.or.jp/