みなさん、おはようございます。
今日は昨日より暖かく、太陽も照っていて、冬場のサイクリングには良い日となっています。
開店と同時に自転車を借りて、レンタサイクル風音を出発されていくお客様が何人かおられました。
2月も半分以上過ぎ、もう2週間もすると3月です。
3月になると、春からの新しいスタートに向けて準備等を始める人も多いのではないでしょうか。
そんな新しいスタートを切られる方、新しい門出を迎える方にお薦めなのが、今回ご紹介する首途八幡宮(かどではちまんぐう)です。
京都の人にもあまり知られていない程の小さな神社ではありますが、「かどで」ということで、これから参拝されるお客さが増えてくるのではないでしょうか。
場所は京都の伝統産業、西陣織りで有名な西陣の地です。
レンタサイクル風音からは堀川通りをずっと今出川まで北に上がっていきます。
途中、西本願寺、三条商店街、二条城、堀川商店街、晴明神社等が西側に見えてきます。
〇三条商店街
雨でもゆっくり買い物できるように長い商店街にずっとアーケードがあります。
八百屋、ケーキ屋、お総菜屋などが立ち並び、地域の人達にとっても便利な商店街です。
雨の日は京都出身のマラソンランナー、野口みずき選手がこの長い商店街でトレーニングをしていました。
2004年に野口選手がアテネ五輪で優勝した時は、「金メダルロード」とも呼ばれました。
〇二条城
レンタサイクル風音からたくさんのお客様が行かれます。
この日は通常の入り口が工事中で、西に曲がったところに臨時の入り口が設けられていました。
駐輪場は京都市の市営駐輪場で、1日券を200円で買うと、市内の何か所かある市営駐輪場にその券で停めることができます。
国宝の二の丸御殿、重要文化財の唐門などがあり、中に入って見る価値ありです。
椿、梅、桜などの花々が季節によって咲き誇り、お城の景観を彩ります。
〇晴明神社
平安時代の天文学者、安倍晴明公をお祀りした「魔除け」「厄除け」の神社です。
ご利益によってたくさんのお守りがありますが、他の神社とは違った星型のお守りが可愛らしく印象的です。
安全祈願に車やバイクのヘルメットに星型のステッカーが貼られているのもよく見かけます。
〇京都の西陣織の品々。
金、銀が入ったちょっと豪華そうなもの、色、柄が可愛らしいものなど様々。小銭入れ、カバン、きんちゃくなど形も様々で、京都のお土産物にもいいかもしれませんね。
となりの西陣織会館では、西陣織のグッズを買うことはもちろん、着物をレンタルできたり、マフラーなどの手作り体験もできます。
京都の伝統ある地元産業を知るには、とっても良い場所です。
レンタサイクル風音から首途八幡宮に到着するまでに、堀川通りを北上していると何かと気になるお店やスポットがあります。
自転車だからこそ、気になるところに立ち止まれ、お店の人とちょっと話をしたり、休憩したりもできます。
やっぱり京都は自転車の町だなと思いながら、やっと目的地に着きました。
ここが最終目的地の首途(かどで)八幡宮です。
実はここ、牛若丸こと源義経が奥州に旅立つ際、道中の安全を祈願したことから「首途八幡宮」と呼ばれるようになりました。
その後、旅の安全を祈願する人たちが参拝に訪れるようになり、今に至るということです。
神社内の絵馬を見ると、「留学先で安全に、そして無事に帰って来ますように。」とか「海外での研修を無事終えますように。」など、これから新しい土地に旅立つ門出の人の安全を祈願しているものがほとんどです。
こちらの境内は写真のように一本の参道が途中から二つに分かれています。
人生の岐路を思わせるようなこの別れ道、階段の上には本殿があります。
本殿でお参りをして帰路を向けば、写真の真ん中の階段から下りて来られるようになっています。
「首途八幡宮」が単なる名称だけではなく、この神社の造りも「門出」の雰囲気を演出していると思いませんか。
行きは、途中何度も寄り道をしてしまいましたが、レンタサイクル風音から首途八幡宮までの往復で1時間半程でした。
残念ながら今回は時間があまりなかったのですが、帰りは、行きに気になったお店で買い物をしていくのもいいですよ。
自転車で商店街などを周るのは、きっと楽しいはず。
みなさんもレンタサイクル風音で自転車を借りて、「首途八幡宮」のみならず、いろいろなところに立ち寄りながら、ゆっくり旅を楽しんてみて下さい。